もうすぐ夏になりますが、胡蝶蘭は一番育つ時期ですね。
しかし、梅雨の時期には根腐れなど病気になりやすく油断は禁物です。
今回はそんな夏に向けて胡蝶蘭を育てる上で注意することについてまとめてみました。
胡蝶蘭は18℃〜25℃がちょうどいい
東南アジアの密林で生まれた胡蝶蘭にとっては日本の夏はとても暑いのです。
30℃以上の高温多湿な環境だと胡蝶蘭は弱ってしまい、翌年に花を咲かせることも難しくなってしまうといったデメリットも。
夏の日差しをカーテンレースごしに浴びながら、比較的涼しい環境で育ててあげるのがベストです。
木漏れ日の中で胡蝶蘭の白い花が揺れているのはなんとも言えない淡い恋心のようです。
はじめて出会ったあの頃から変わらない愛心を恋人に伝えてあげるのもいいかもしれません。
胡蝶蘭は意外と湿気に弱い
根っこがむき出し育つ胡蝶蘭にとって、鉢に埋められた状態は窮屈でなりません。
特に夏の高温多湿な環境になると、根っこが悲鳴をあげてしまうのです。
土の下で見えないので気にならないかもしれませんが、植え替えの際に見てみると根っこが黒くなっていることが少なくありません。
そこまで管理しないといけないの?と面倒に思うかもしれませんが、夏でも根っこを乾燥させてあげるように心がけましょう。
そのためには必要以上の水やりは厳禁です。
夏でもこまめに葉水してあげると病気の予防にもなりますよ。
胡蝶蘭を外で育てるのはあり?
夏に屋外で育てる際には「鉢を吊るしてあげる」ことが大切です。
できないのならば棚かすのこの上に乗せてあげると根腐れを防げます。
また、直射日光に当てたりコンクリートの上に置いておくと、胡蝶蘭は暑すぎて夏バテしてしまいます。
そうなると回復するのに時間がかかり、最悪の場合はもう花を咲かせてくれないなんてことも。
ほったらかしにしていたら葉焼けしていたなんてことのないように気をつけてくださいね。
とにかく蒸れと暑さには弱いのです。
水やりは夕方に行えばひんやり過ごせます
1週間に1回程度の水やりは欠かさず行いましょう。
すっきりと乾かしてあげてからじゃないと水やりの効果は薄くなるのです。
乾燥していることが確認できてから水やりをすることで、胡蝶蘭本来の生命力を取り戻します。
スコールがきてからさーっと乾いていく東南アジアの夕方を思い浮かべてみてください。
夏の暑さでへばりそうな胡蝶蘭も夕方の水やりでクールダウンできるのです。
3000倍に薄めた液体肥料でパワーアップ
開花前にはおおくのエネルギーを胡蝶蘭は使います。
そのため液体肥料を3000倍に薄めてあげると生長が促進されますよ。
生長をサポートするのが目的なので、もし弱っているのならば肥料は上げない方がよいのです。
夏の植え替えは鉢の大きさをあげよう
植え替えは5月がベストシーズンです。
秋になるにしたがって成長は止まっていくので、夏の間に植え替えをしてあげるのもOK。
しかし、根を切ってしまう植え替えは生育に影響が出る危険性があります。
5月ならこれから根が伸びていく時期なので大丈夫なのですが、そこは注意をしてください。
水苔をぎっしりと詰めてあげれば大きめの鉢でも育てられますよ。
夏でも胡蝶蘭は病気になるの?
冬には凍傷によって葉がブヨブヨになるのは当ブログでも対策をご紹介していました。
こちらの記事(「」)です。
夏はというと「軟腐病」とよばれる病気がとても危険で、虫に噛まれた後に細菌感染するなどタチが悪いです。
外で育てるとどうしても虫に噛まれやすいので、注意が必要です。
「軟腐病」は湿度が高く、根っこが蒸れているとなりやすい病気です。
なんかブヨブヨしてきたと思ったらアルコール殺菌したハサミで葉っぱを切り落としましょう。
他の花も近くにあったら遠ざけてあげると感染拡大を防ぐことができます。
まとめ
夏でも胡蝶蘭は管理が大変です。
しかし、あの純白の葉っぱを眺めていると心が癒されましょね。
とにかく蒸れと高温には注意してください。
ちょっとくらい乾燥している方が胡蝶蘭も喜びます。
以上、「胡蝶蘭を熱い夏の高温から守る方法|弱点は降雨や乾燥?」でした。
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