胡蝶蘭の株分けや増やし方!苗から育てて寿命は50年?

胡蝶蘭の苗を育てていたら、花茎が2本も伸びてきた!なんてことありませんか?

 

実際にいろんな人の胡蝶蘭の育て方を見ていると、ペットボトルで水栽培をしている人もいるようです。

 

 

胡蝶蘭は着生ランに分類されるため地植えはできないのですが、自生地が東南アジアのジャングルの木の上ということもあり、空中栽培という育て方もあるのです。

 

今回は胡蝶蘭を苗から育てる方法をはじめとして寄せ植えや10年もつのか調べてみました。

 

胡蝶蘭はどのくらいもつ?

 

胡蝶蘭は育てにくいし、2か月くらいで花も枯れてしまう。

 

そんなイメージを持っている人もいるかと思いますが、胡蝶蘭は葉や花が枯れても根が生きていれば何度でも花を咲かせることができます。

 

そのためメルカリでも何個も苗が売られているのです。

 

ちなみに2回目以降の開花を経験されている人はかなり多く、3年目、4年目と開花を成功させている人も少なくありません。

 

10年も同じ苗から胡蝶蘭を育てている人もいらっしゃるなど、本当にすごいですね。

 

胡蝶蘭を苗から育てる方法〜予備知識〜

 

胡蝶蘭は寒さに弱く、本来は熱帯で毎日のようにスコールがおこるような環境で育ちます。

 

そのため鉢に植えて湿った土の中で育つのはあまり向いていません。

 

なので、水はけの良いバーグなどの植え込み材を使いましょう。

 

空中栽培の場合は水苔を周りにくくりつけますが、鉢に入れる場合にも「水苔+植え込み材」でOKです。

 

また、胡蝶蘭をベランダや玄関に置いてしまいがちですが、直射日光が苦手で寒暖差にも弱いです。

 

そのためレースカーテンの木漏れ日を浴びせながら夜にはリビングに置いてあげましょう。

 

気温15度以上、湿度70%くらいの環境が胡蝶蘭にはちょうどいいです。

 

ペットボトルで水栽培や空中栽培する場合には根っこがむき出しなので、状態がよくわかります。

 

 

しかし、鉢に入れて育てる場合には水をやり過ぎてしまうこともあるので、目安としては10日に1回を心がけましょう。

 

夏は3日〜5日に1回ペースでOKです。

 

胡蝶蘭を苗から育てる方法〜蕾から開花するまで〜


 

胡蝶蘭は5〜6月ごろに最盛期を迎え、夏から秋にかけては次の年に花を咲かせるために休眠状態になります。

 

成長するためにエネルギーを使っていたので、次の花を咲かせるためには葉っぱや花を切ってしまう必要があります。

 

切り戻しのような形になりますが、葉っぱが生えているところから3節目あたりを切ってあげましょう。

 

2年目の開花の準備をするのもアリですが、葉っぱが生えているところから5節目あたりを切ると「2番花」といって同じ年に2回の開花を楽しめます。

 

「2番花」は胡蝶蘭本来の生命力を消耗してしまうことにはなりますが、咲かせるのは難しく、やってみる価値はありますね。

 

 

次の年に開花をさせたいのであれば、しっかりと胡蝶蘭を休ませてあげましょう。

 

胡蝶蘭 挿し木や増やし方


 

胡蝶蘭は切り花にすると2週間はもつのですが、それを挿し木にすることはできません。

 

株分けによる増やし方はありますが、子株ができることが条件になります。

 

ちなみに子株とはこのようなものです。

 

 

そうなんです。この子株が大きくなると花を咲かせることができるので、株分けによって胡蝶蘭は増やすことができます。

 

もう10年も毎年花を咲かせている胡蝶蘭には子株もできることがあるでしょう。

 

そんな時には株分けによって胡蝶蘭を増やすこともできますよ。

 

まとめ

 

胡蝶蘭って実は増やすことができるんです。

 

10年も育てることができるとなると胡蝶蘭を育ててみようかなと思ってしまいます。

 

株分けは無理に切り裂いてしまうと痛めてしまうので、慎重に行いましょう。